春の風景

この春はずっと、そう遠くはないお迎えを待ちながらウトウトする老犬を膝に乗せ、庭の木々の清々しい芽吹きや次々と訪れる小鳥たちや木々の間から見える空を窓辺より眺めながら、黙々と机に向かっています。
SNSやネット上では、皆さんの日々の近況や素晴らしいお仕事ぶりの投稿と共に、なんともやりきれない世相を反映した事件や問題提起だけでなく、偏執的で攻撃的な投稿や虚実定かでないネガティヴなシェア記事も流れてきます。
しかしながら私にとってのリアルは、協働する仲間の熱い意思と、膝の上にある去りゆく命の温かさと、窓の外に広がる伸びゆく命の眩しさ、です。
身体性を伴った熱量と理知のみを信じて生きています。