忘備録

目を背け耳を塞ぎたくなるような現実、先の見えない消耗線なのに結局は何も出来ない無力感、そんな中でも少しでも前を向くために家族で出来ることは何かを話し合い考える四日間の広島帰省でした。


そして、僕が高二で家を出てから殆ど顔を合わせていなかった実弟とこんなに長い時間を過ごした事もなく、やっと弟がどういう人物なのか知った日々でもありました。一見超適当で行き当たりばったりなんだけど「考えるより産むが易し」というか、いざという時の行動力に優れ、最終的には頼りになる存在。逆に一見口八丁手八丁なくせに大事な場面でオロオロと一番頼りない兄を(多少は呆れてると思うけど)認めてもくれている。


結局は梨の礫の様な気休めしか出来ず、具体的な成果は何一つないままの帰路となりましたが、それでも、何が大事なのかやっと分かり始めてきた気がします。全て今回の手筈をしてくれた弟のおかげです。感謝のしようがありません。


もはや何処に向かおうとベストという選択肢は家族にはなく、ほぼ祈るしか出来ず、ベターなら万々歳、バッドエンドの可能性も注視しながらも、それでも、それでも出来るだけ軽微な軟着陸で済むよう、自分自身のメンタルとフィジカルを保ちながら挑んでいきたいです。


最後に、この四日間のワガママな帰省のために多大なるご迷惑をおかけしたクライアント諸氏や友人知人の皆様に、謹んで御礼と謝意をお送りいたします。


皆さんの協力なくして今回の人生最大の有意義な帰省はありませんでした。
こんな私ですが、今後とも何卒宜しくお願いいたします。