今更ながら「セカチュー」読みました。国語の苦手な私でも大阪へ行って帰ってくるくらいの時間でサクサク読めました。「世界の中心で〜」は映画やドラマにもなったすべての原作。「指先の花〜」は、映画版のほうのお話。言わずと知れた大ベストセラー本です。
原作は→正直泣けなかった。。。というか、重要なのは最後の10ページくらいでしたね。はじめ200ページ弱は、高校生の甘酸っぱい純愛ストーリーだったので。自分が高校生だったらいろいろ思い馳せていたかもしれない。
なので、その最後10ページほどをふくらませた「映画版」のほうが、自分にとってはいろいろ考えさせられました。高校時代に好きな人を「亡くす」という形で終わった恋、そんな過去を持つ人間が、大人になって現実と向き合って生きていかなくてはならない、そんな話なわけですが、過去に支配されたままでいるのは本当につらい。つらいというのは本人だけでなくその周りにいる人々も。わかってはいるのに前に踏み出すきっかけがつかめないんだろうな。
- 作者: 片山恭一
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指先の花―映画『世界の中心で、愛をさけぶ』律子の物語 (小学館文庫)
- 作者: 益子昌一
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