そもそも、何故石巻に行くことになったのかというと、otoshimoが仕事でおつきあいしている方であり、seinoの高校の先輩であり、kudoくんの大学時代のライバルであるioriくん主宰のラ・カマラータ・ソノーレという金管アンサンブル団体の演奏会が石巻で開催されるためなのです。東北にはウマい金管吹きがゴロゴロいるらしい。そういえば我らがさいたまファンファーレクラブにも東北出身者が多い。（私にとって）謎めいた東北の地に一体なにが存在するのか。もうこれは行くしかないじゃぁないですか。てなわけで、やってきました石巻。
昼食を食べ終え、演奏会の開演時間にはまだ時間があったので、宮城県慶長使節船ミュージアム（サン・ファン館）を見学することに。ここには伊達政宗の命で建造されたサン・ファン・バウティスタ号が原寸で復元されています。恥ずかしながら、私は名前くらいしか知りませんでしたが、400年前にここ東北の地からヨーロッパへ渡ったロマンあふれる人々のことを知ることができます。なんといっても船に圧巻です。日本の造船技術ここにありってかんじです。そういえば私の祖父は清水の船大工だったなぁ。
もうちょっと見ていたかったけど、演奏会に間に合わないとしゃれにならないので、足早に船をあとにして文化センターへ。
14：00開演。kudoくん達と合流して演奏会を鑑賞しました。一言で言えば「正統派金管合奏」。ioriくんの美しいトランペットの調べにうっとり。例えて言うならセルゲイ・ナカリャコフ系かな。あとは女性の方々のパワフルさでしょうか。パワフルといっても、男性の持つ「力」でなく、内に秘められた「力」というものを感じました。
