エンリケ・クレスポといえば今度来日するジャーマンブラスのトロンボーン奏者にして著名な作曲家である。彼が書いた「ブルックナー・エチュード」という曲を今度の10/7のSFCの定期公演で演奏するのだが、これがたまらなくイイ。本日の練習でやっと人がある程度揃ったので、始めてまともな練習が出来た。初見のメンバーもいるのでポイントがずれてるところも各所あったが・・・イイわ。
この曲は「ブルックナーの作曲手法で」クレスポが書いたエチュード、ということなのだと思われるが*1、いやぁ、まったく・・・、ブルックナーである。まるでブルックナーのオケスタ*2をやっているようである。雄大な山々に落ちる夕日が、最後の瞬間に雲間から輝くような。あの神が降りて来るような光のカーテンに目を奪われたかと思ったのも束の間、静かに沈黙していく世界のような。嗚呼、これぞ中低音金管楽器の醍醐味〜! っである。ブルオタ*3ではないが、ブルックナー万歳、クレスポ感謝である。
本来トロンボーン6重奏のために書かれているが*4、今回はこれをアルトホルン、ユーフォニアム、テナートロンボーン、テナーバス・トロンボーン、バス・トロンボーン、テューバの6本で演奏する*5。これをね、さいたま芸術劇場の音楽ホールで演奏しますからね、イイよ。うっとり響くよ。心地よく眠れるよ。眠るなって? いいえ、寝てもいいよ。何人心地よくラリホーにかけられるかが勝負ですから、今回。とにかく来てね!
さいたまファンファーレクラブ 第12回演奏会
日時:2007年10月7日(日) 13:30開場 14:00開演
会場:彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール 入場無料
曲目:カルメン組曲(ビゼー)/ブルックナー・エチュード(クレスポ)/
スペイン(チック・コリア)/孤高之虎(三澤慶)/NOBO(安部一城) ほか