昨年よりSFCは本公演前に一度、佛坂咲千生さんにレッスンをしていただく練習日を設けている。日本でも卓越した音楽性と音色を持つトランペット奏者である氏に練習を診て(この漢字がピッタリだと思いません?)いただくことは、譜面が読めてくると「なんとなく出来ている」感じでドン詰まってしまう練習に「喝!!」を入れることが出来、とても有り難いのである。
本日も氏が(いや、この際「師」ですね)一貫しておっしゃられていたのは
「いかにしてお客さんに楽しんで《聴いて》いただくか」
ということ。
その為に、如何にアーティキュレーションを作り、アインザッツ*1やリリース*2を整え、フレーズ*3やハーモニーやダイナミクスのバランスを採っていくか。ソロやデュエット、インプロヴゼーション*4、トゥッティ*5を如何に効果的に組み合わせれば楽しんでもらえるのか。それにはどんなアイデアが必要か。
全ては聴きに来ていただいたお客さんのために、ボクたちは何をしなければならないか・・・毎日の現場で培われた経験から出てくる師の言葉ひとつひとつに、大事なヒントが詰まっていた。ボクらはアマチュアではあるが、舞台に立つ以上ミュージシャンである。その自覚を忘れてはならない。
今日からパーカッション・チームも合流。音楽もカッコ良くなってきましたよ!
さいたまファンファーレクラブ 第12回演奏会
日時:2007年10月7日(日) 13:30開場 14:00開演
会場:彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール 入場無料
曲目:カルメン組曲(ビゼー)/ブルックナー・エチュード(クレスポ)/
スペイン(チック・コリア)/孤高之虎(三澤慶)/NOBO(安部一城) ほか