怪しい工作

普段Macを使ってデザインの仕事をしているので、ついついMacで出来ることだけで処理を済まそうとしてしまう。コンピュータは正確さを得意とするので「無難な」表現は安直に大量生産できるが「味のある」ブレた表現は苦手だ。で、自然と自分の頭の中も凝り固まってくる。いかんいかん。こういう時は初心に帰ってハサミと紙とノリを取り出す。デザイナーっちゅーのは元来切った貼ったの商売なのだ。

イ)まず材料にお借りした資料(古文書の学術写真)をスキャンして補正し、大きさをそろえて出力。

ロ)次にそれを手でちぎって台紙にペタペタ貼っていく。

ハ)埋め尽くしたらそれを普通の紙とトレーシングペーパーにコピー。

二)それを重ねてずらすと・・・、ね、面白いでしょ。

ホ)これをカメラで斜めから被写体深度を浅くして撮ると非常に味のあるビジュアルの完成です。
ワーイ、デキターヨー!
でも何かオドロオドロしいよ〜。
昼間っから大の大人が謎の図画工作。
こう言うおバカな商売もあるんです。