朝原宣治さんが来年も現役を続けるというニュースのプリントアウトを、編集のyamaさんがホクホクしながら見せに来た。yamaさんと朝原さんは取材を通して知り合ったんだけど、一緒にタイに行って本を作ったりして仲が良い。いつも彼の事を気にかけていて、特に取材予定のない競技会にも応援に足を運んでいる。メールではいろいろやりとりをしているみたいだけど、公式に表明してくれたので余程ウレシかったんだろう。
35歳といえばボクの一つ下だ。肉体的には若くはない。普通に暮らしていても体のメンテナンスを怠っているとガタがくる。下で紹介した本を作っているとき、彼の写真をたくさん見たんだけど、リアル・テリーマンといっても言い過ぎではない筋肉の集合体にホレボレしてしまった。彼はこれを日々の努力で作り込んでいるのだ*1。
yamaさんは「朝原さんって自身が意識せずにやっていて一見すると非常識なことでも、実に理にかなってるんです。野生児ですね。」と言っていた。努力する野生児。一流のアスリートは『筋肉まで脳味噌で出来ている』んだろう。理論は筋肉にしみ込んでいる。見事だ。
朝原宣治のだれでも足が速くなる (GAKKEN SPORTS BOOKS)
- 作者: 朝原宣治
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 2007/08
- メディア: 単行本
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「otoshimonoさんの分まで走って、オレ優勝しますから」って言うので、「27分くらいで走りきらないと難しいよ」ってyamaさんと教えて上げたら『気合いっす』って答えた。こっちは脳味噌まで筋肉で出来てる。
*1:id:otoshimono:20070517