訓練

夕刻からSFCの秘密練(個人練習、または予備練習の事)。集まっていたのが五重奏の編成でしたので、各個人練習が一段落したところで金管五重奏曲をさらいました。普段は大きめな編成で演奏活動する我々ですが、たまにこういいう小さな編成で訓練するのも大変勉強になります、てか楽しい。
という訳で今日の訓練曲
・五重奏曲第二番(M. アーノルド)(初見)
・五重奏曲第二番(V. エヴァルト)
・五重奏曲第一番(V. エヴァルト)
アーノルドの第二番は初見でしたが、色んな意味で第一番と違いがありました(多くは語らず)。エヴァルトの五重奏曲は金管アンサンブルの古典です。非常に難易度が高いのですが、ロシア民謡風の哀愁深いメロディと室内楽としての優れたスコアリング(休符が少ないので演奏は大変)で、いつ聴いても(吹いても)魅力的な音楽です。ボクはヘタレなバストロでヒーヒー唸りながらテューバパート吹いてましたけどね、他の4人はしっかりしてましたよ、いやスゴいな。
 
かなりマニアックな余談。やはりエヴァルトはテーパ管*1(コルネット2、アルトホン*2、バリトン*3、バス)で演奏すべきだという話を皆でしました。さらに可能なら、アルトホン以下はドイツ・オーストリアか東欧製のオーバル*4タイプのものが渋い響きがしていいですね。テーパ管による合奏は何もフランスのサクソルンやブリティッシュ・スタイルだけが素晴らしいとはいえませんよ。

*1:円錐管楽器のこと

*2:イギリスではこれはテナーホンと呼ばれます。

*3:ドイツではこれがテノールホルンと呼ばれています。混同しないように。

*4:卵形