夏の宿題

夏場に珍しく、木曜から2連チャンで会社泊です。
最近は守秘義務を負うような大きめなプロジェクトや、世の中に影響力の大きい出版物の装丁が複数立て込んでます。もっと腰を据えて一つ一つやりたいんだけど、何しろ打ち合わせは多いし、気を使う所も多く、いつになく上手くはかどりません。よっていよいよ詰まってくると泊まり込みも辞さないのです。ただ、自分自身のアートワークに関しては有り難い評価を頂けることも多く、心の支えになっています。どんな場面でも手を抜く事だけはイヤですから、そこは丁寧に仕事をしてきて本当によかったと思います。
しかし、加えて会社組織として考えなければならない懸案事項も多く、組織を調整するマネジメント能力としてボク自身もスキルアップをせねばならない次期であり、思わず試練の夏です。
安心材料なのは「すこぶる健康」だということです。どんなに会社泊であろうと、食事のカロリー計算と就寝前の運動、それから酢飲料は欠かしません。「病は気から」と言いますが、逆に「病まなければ気が折れる事もない」訳です。ここはボクのコダワリです。
それから忘れてはならないのが家族、そして週末に行動を共にするSFCの仲間と音楽です。あらゆる意味で彼らと一緒にいるのがボクの行動原理ですから、その有り難みはいつも忘れません。
そういう訳でこの夏のボクの宿題は「人のほんとうの幸いのためにボクは何をすべきか」なんです。宮沢賢治みたいですね。ちょうどSFCでも秋の演奏会で「ケンタウル祭の夜に」をトロンボーン四重奏で演奏することですし、これこそじっくり腰を据えて考えて行きたいと思います。