南海スチール

坂上知佳子さんのリサイタル用スチール撮影。
事前に彼女から資料をもらい打ち合わせを重ね、カメラマンの岡崎正人さんと基本的な撮影プランについて話し合っていたので順調に進む。
実は彼女が用意してくれた耳飾りが壊れちゃって付けられなかったというハプニングもあったんだけど、彼女もユーフォニアムも素材自体が十分美しいので、かえって画がシンプルで強くなり良かったと思う。
実際かなり良い写真が撮れた。
ここからフライヤ用に写真を絞り込まなければならないのだが、残される写真がもったいない。「写真集でも出そうか」とみんなで冗談を言い合う。
その後、坂上さんの故郷が鹿児島なので鹿児島ネタで盛り上がる。
岡崎さんが「鹿児島駅に降り立ったときはみんなキレそうでコワイ印象があったんだけど、実際話すると人情豊かでさ〜」と言う。その感覚は「高知に似てる」とも言う。
坂上さんとアシスタントをしてくれた彼女の友達(おそらく同郷)は「?」だったんだけど、ボクは分かるなぁ。沖縄とも似てる。
暖かいんだけど、台風とか火山とか気候が厳しいのに伴って人間のテンションが高いんだよね。でも基本みんなで助け合うのが当たり前な文化だから、誰にでも優しいんだ。
ちなみにボクの卒業した高知の小学校のはす向かいにある高校が岡崎さんの出身校なんです。ある意味同郷。