Rice plant

通勤で使う埼京線の高架からも水入れした田圃が見える。日本中が湖畔に浮かぶようなこの季節は本当に美しい。
ボクもこの時期は兎に角仕込みである。表面は田圃の水面のように穏やかだけど、農家の方々と同じようにバックステージは気を遣う仕事が多く、煩雑で、いくつものプロジェクトが同時進行で走る*1。来るべき稔りの季節に備え、ありとあらゆる可能性に想像を巡らし、ありとあらゆるリスクを想定しながらも「倒れるなら前に」の勢いで下準備を進める。基本的に「攻め」だ。
もちろん目に見える達成感はまだない。どちらかというと不安で苛々する。しかし期待と希望で満ち溢れている。
田圃の水面に映る青空に雲がゆったりと流れていくように。
 
お知らせ:ところで、時々だらりと書く「誰が吹奏楽を〜」ですが、もうすぐ次の回を脱稿出来そうです。あれでも各方面に結構気を使って書いてますので、もし興味をいただいている方などおられましたら申し訳ないのですが、もう少々お待ちを。

*1:まだまだ公開できないタイプのものも多いのです。進行中の仕事について詳しく書いてないのはそういう訳です。