- 作者: 佐伯茂樹
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2009/10/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
金属加工技術が飛躍的に発達した産業革命以降、つまり19世紀から20世紀にかけての管楽器開発史は、特に欧米でローカライズとグローバリエーションが繰り返され、誰もが誤認しかねない複雑さを極めました。そしてそれは生み出されていった音楽作品とも密接な関係を持っています。
現代のほぼ統合されてしまった標準的な楽器で演奏すると「なぜこんな無茶なことを作曲家は要求しているのだろう。いくらイマジネーションがそうでも、この人、楽器の使い方を知らないのかな。」と思ってしまう楽曲*2も、当時の作曲家の身の回りの管楽器事情から照らし合わせてみるとアッサリ解決する部分も多いのです。演奏するこっちの方が生半可な知識だってこともありますから、ご注意ゴチュウイ。
但し打楽器(特にラテン)に関してはこちらもご併読下さい。初級者が読むにはかなりヘヴィですが、手応えはあります。
- 作者: 若林忠宏
- 出版社/メーカー: 東京堂出版
- 発売日: 2006/04/12
- メディア: 単行本
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (3件) を見る