ブリティッシュ作戦


久しぶりに楽器を買いました。といってもemixのですが。今回はコルネットです。emixはここのところずっと複数の小学校の金管バンドのトレーナーとして楽器の演奏指導を行っています。彼女は一通りの金管楽器の演奏が出来るので吹きながら指導するのですが、小学校の金管バンドはブリティッシュスタイルをベースとしているため、トランペットではなくコルネットを使用します。両者は音域や基本的なテクニックは変わりませんが音色や演奏スタイルが異なりますので、トランペットで指導するのには限界があったのです。やはり教える方も同じ楽器を使って指導すべきだというのが購入の理由のひとつ。
そしてもうひとつの購入の理由は年明けのブリティッシュブラスの公演に参加しないかと彼女が誘われた事です。彼女はいつもはブリティッシュではテナーホルン*1で誘われるのですが今回はコルネットでというオーダー。取り組むプログラムも骨がありそうだということでotoshimono家の家訓「せっかくだから」に則り購入することにしました。
ボクは買うとなったらど真ん中、というタイプです。クルマは正規ディーラー、macはアップルストア、という訳でコルネットったらBessonだろと思い、直接東陽町のビュッフェ・グループ・ジャパンさんと連絡を取ってこちらの要望をお伝えしたところ、ロジャー・ウェブスターの選定品を3本用意して頂きました。面白いことに3本とも個性があり、どれも良かったのですが、最終的に総合的に使い勝手の良いものを選ばせて頂きました。
この度購入したのはBessonのコルネットの中でもスタンダードなタイプのSovereignというシリーズ。最上位機種のPrestigeはコルネットをメインで使用するわけではないため見送りました。スタンダードとはいえ、Bessonの王道を行くモデルです。滑らかで広がりがあり美しい響きがします。これからの活躍が楽しみです。
ところでビュッフェ・グループのホームページを開いたら12/6付けでビッグなニュースが書かれていましたね。(というか、この日記が12/5に書かれていないのがバレバレですね。)ビュッフェ・グループにドイツの金管楽器の名門B&S GmbH(B&S/ハンスホイヤー/マイネル/シェルツァー)が傘下に加わるとのこと。ビュッフェもいよいよ世界規模の総合管楽器メーカーに向けて加速をはじめたようです。

*1:アルトホルンのこと。ブリティッシュスタイルでは何故か実際の音域とは異なるこの呼称で通っています