「はやぶさ」ったらマシンハヤブサだろ

っての釣りタイトルはおいといて。
小惑星探査機「はやぶさ」(第20号科学衛星MUSES-C)の何がスゴいかとか、何で日本人は機械を擬人化して愛で、自己犠牲を叙情的に捉えて共感に耽るのかは、もうサンザンtwitterや他の2chや他のブログでも語られているでしょうが、寧ろ我々日本人は、その背景にある、子供の頃スパロボなどが登場するマンガやアニメを観て育った子供達が、大人になって大真面目にそれを作るため技術者になっていっている心意気みたいなものを、もっと知って、誇りに思っていいと思います。
今日は今年の春に装丁したそんな本をご紹介。

あのスーパーロボットはどう動く―スパロボで学ぶロボット制御工学 (B&Tブックス)

あのスーパーロボットはどう動く―スパロボで学ぶロボット制御工学 (B&Tブックス)

この本はいわゆる空想科学モノのトンデモ本(古い言い方だな)ではなく、今現在のロボット制御工学の見地から、スーパーロボットの実現性について熱くちゃんと語ろうという、れっきとした「工学書」です。
「はやぶさ」の帰還で、無人探査機による木星への航行などの基礎的な技術が出来上がりつつあるそうですが、彼ら著者陣からすれば「木星といえばシロッコだろ!」と、さらに熱い議論を交わしてくれることでしょう。
図版パラパラと眺めてるだけでも面白そうですので、理系なあなたは是非。
マシンハヤブサ