今週は仕事してる日より練習してる日のが多かったですなー。


さて、連休のすべてを練習につぎ込んで演奏会に追い込みをかけているさいたまファンファーレクラブですが、先日はパーカションとの合わせを重点的に、本日は《ブルガリアのリズムによる6つの舞曲》を中心に練習しました。
パーカッションとの合わせはとにかく数が多いので手際よく進めます。パーカッションのサポートメンバーの2人は、もう何年も一緒に舞台を踏んで来た仲間なので、阿吽の呼吸が取れます。特にアンコールなどは殆ど練習が出来ないのですが、同じメンバーで何度も演奏した曲を取り上げますので、今日の練習だけでもかなりビシッと決まりました。
《ブルガリア〜》は元々ピアノ独奏用に書かれた曲のため、一人の人間が音楽を作り上げるには都合がよく出来ていますが、金管十重奏でこの音楽の自由さを表現するにはかなりの工夫が必要です。全体のデュナーミクのプラン、ハーモニーのバランス、フレーズの取り方、アンサンブルをリードする人とのシンクロ・・・編曲された譜面に書いてあること以上にこちらで読み取らねばならない作業が膨大なのです。しかもこの曲は5拍子や7拍子を内包した複雑なリズムなのでさらっと楽譜を通すのも大変です。しかし、そこから湧き上がる、高揚しつつも深みのある音楽はバルトークならではのものであり、その真髄に近づくべく練習を重ねていきます。

さいたまファンファーレクラブ
第15回演奏会
2010年10月10日(日)14:00開演
さいたま芸術劇場音楽ホール 入場無料
客演:小寺香奈(ユーフォニアム)
ウール:祝典ファンファーレ
ガブリエリ:ソナタ
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
      (独奏:小寺香奈)
バルトーク:ブルガリアのリズムによる
      6つの舞曲
高橋宏樹:奥義
溝田聡:ウォーム
安部一城:ペルセウス
モンク:ラウンド・ミッドナイト
クイーン:ボヘミアン・ラプソディ