ワークショップ

戸田音楽祭の一環として開かれた戸田市内の小学校の吹奏楽部や金管バンドのワークショップに、さいたまファンファーレクラブは金管楽器の講師として派遣されました。
各学校*1とも1時間ずつという限られた時間でしたが、それぞれのバンドの現状を顧問の先生からお伺いしながら、それぞれのスタイルゆえに持つお悩みに応じて、私たちとして出来る限りのレクチャーをさせていただきました。それこそ楽器の手入れの仕方からウォーミングアップ、音を出すときの心構え、譜読みなど様々です。子供たちと一緒に音を出しながら楽しく過ごしました。
小学生というのはスポンジのように新しい刺激を吸収します。少しのアドバイスだけでも見違えるように成長します。それがゆえに、限られた時間で各現場を去るのはメンバー全員後ろ髪を引かれる思いでした。
さいたまファンファーレクラブには現職の小学校教諭が4名、元教諭で現在は金管楽器の指導を請われて行っている者(emix)が1名おります。今回のワークショップはそれぞれの経験値として非常に有意義な時間でしたが、こういう試みは一回で終わらせず、それぞれの学校の事情に見合った形で顧問の先生方と連携を取りながら取り組んでいかなければ実際の効果が得られるものではありません。
ワークショップ自体はこれで終わりですが、各校からご相談をいただければ、さいたまファンファーレクラブとして、時間の許す限り対応させていきたいと思っております。私たちは一人でも多くの子どもたちに金管楽器の、音楽の楽しさを伝えていくことに社会的な意義を感じるからです。

*1:私たちがお伺いしたのは新曽、新曽北、笹目、芦原の4つの小学校です。