突然日帰りツアー


5時に家を出発して

「どれが安達太良山だよ?」と呑気に探しておりますが、単なる遊びに出かけているのではありません。

目的地は福島。こむこむ(福島市子どもの夢を育む施設)にて開催される信夫野金管アンサンブル第4回定期演奏会(東日本大震災復興祈念演奏)を聴きに、さいたまファンファーレクラブ(SFC)の都合がつく限りのメンバーで行ってまいりました。信夫野さんとは金管まつりでの共演以来、とても仲が良いのです。今年も震災の不安の中、元気な姿を見せたいと金管まつりに参加して下さいました。(金管まつりのリンクをご覧ください)。それで我々も応援をしに来たのでした。
早めに着いたのでリハーサルを見学。

しかも今回はそ信夫野の関東在住メンバーの提案で「シークレット(おしかけ出演)」をさせていただいたのです。何しろおしかけ出演の提案をされたのがつい5日くらい前ですから、都合のつくメンバーに了承を得るのにドタバタしましたが、ここは流石レスポンスの良い彼ら、どこでも演奏する気満々。転勤のため、先週のSFC公演を以て暫くお休みになったはずの権造くんまで秋田からテューバを持って参戦。急な出演にも関わらず、リハーサルの時間もいただけて有り難い事です。

福島はやはり今も地震と原発事故の後遺症が濃く、民家の屋根瓦が落ちている世帯も目立ちます。屋外も線量が高めの状態が続いています。

そんな中でも人々の日常の生活はありますし、コンサートだってあります。今回の演奏会も「東日本大震災復興祈念演奏」と銘打っており、皆で頑張ろうという福島の人の思いが込められています。

我々は第2部ステージの最初に「ペルセウス(安部一城)」と「エーデルワイス」を演奏させていただきました。メンバー5名+hakuくんの奥様+信夫野の関東在住メンバー2人にも手伝っていただき、信夫野さんのパワーに圧倒されながらも楽しく演奏出来ました。
終演後は打ち上げにも参加させていただきましたが、今日は何だか街が賑やか。お囃子の音が聞こえます。それもそのはず。10月8〜10日は安倍晴明由来の「福島稲荷神社例大祭」という大きなお祭りだったのです。町連の山車が多数練り歩きます。

露店も沢山出ており、地元の味も堪能できます。

このお祭りで一番驚いたのは、山車の上で大団扇などを持って「ヤレヤレヤレヤレ!」と掛け声を上げているのがサラシを巻いた女の子たちばかりなのです。

夜空に響く祭りの賑わいと、

女の子たちの元気と色香。

みんなしょげてて街に覇気がないのではないかと心配していたのが取り越し苦労。福島のパワーに逆に圧倒されてしまいました。

今日の打ち上げ会場は「睦」さん。お昼はラーメンもやっているようです。

巨大な舟盛りに驚き。信夫野の皆さんと楽しく過ごしました。

演奏会を応援しに来たのにお土産までたんまりいただき、盛大に見送っていただきました。ありがとうございました。ホント恐縮です。
これだけのパワーがあるのですから、福島はへこたれませんよ。また来ます!!