KODO


フライヤーのお仕事をさせいていただいた鼓童のさいたま市プラザウエスト公演にお伺いしてきました。デザイナー冥利に尽きる満員御礼です。やはり客席が隅から隅まで埋まっていることほどボクにとって嬉しいことはありません。何しろ世界でも一流のパーカッション&民俗芸能アンサンブルである彼らが、小さい会場でもその醍醐味を味わっていただけるように工夫を凝らして組んだ公演ですから、手に取る人にそれだけの期待感をもっていただくデザインを何より心がけましたもの。
鼓童の演奏は映像を通してのみしか今まで鑑賞した事がありませんでしたが、7人という小編成とはいえ。魂を揺さぶられる太鼓のサウンドと日本のみならず世界のパーカッション技術を取り入れて鍛え上げられた屈指の技量には度肝を抜かれました。

今回は「交流公演」と銘打つもので、トークでメンバーや楽器の紹介などがあるだけでなく、応募により実際にお客さんが舞台に上がってレクチャーを受けながらメンバーと一緒に合奏が出来るコーナーもあり、大いに盛り上がりました。
聴きにきていただいた方々もとても良い顔で会場を後にされていました。こういった公演場所の色んな意味での〈サイズに合った〉公演を企画運営をしている鼓童の皆さんの熱意は勿論のこと、公演会場となったさいたま市桜区プラザウエストの取り組みは大変意義があるものだと思いましたし、こうして小さな公共ホールでも正しく周知出来れば満員に出来るという事実を、日本中の公共ホールを運営されている方々に、もっと認識いただければいいな、と思いました。