ボクはイラストレーターではないのにイラストを描くことがけっこう多いという話はよくしていると思いますが、ときに予算とスケジュールを度外視して「ここは3Dイラストがいいなぁ」というアイデアが浮かんでしまうとさぁ大変です。3Dイラストは制作するのが大変ですから、イラストレーターさんに頼むとなるとそれなりのスケジュールとギャランティが発生します。それに始めから担当編集者さんに「装丁のビジュアルは3Dイラストで行きましょう!」と持ちかけられると予算が取れるのですが、「スケジュールと予算はチョメチョメでお願いします」「イィっすよ〜」などと軽々しくボクは仕事を受けちゃうもんですから、後出しジャンケン的に「あの・・・3Dイラストがいいんですけど・・・お金とスケジュールをゴニョゴニョ・・・」とは言い出しづらく、しかもプレゼンする3案のうちの1案を3Dイラストにするとこの案が落ちた時にイラストレーターさんに示しがつかないので、「自分で描くかぁ〜」みたいになります。昔は3Dソフトを使ってたこともあるんですが、今は永らく使ってませんし持ってもおりませんので、手持ちのソフト(イラレやフォトショ)を駆使してどうにか《3Dっぽく》仕上げます。
そんなこんなで出来たのがこの本のヴィジュアルです。
- 作者: 飯塚康至
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2012/03/16
- メディア: 単行本
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出来上がってしまえば単純な造形なんですけど、3D専門ではないボクが短期間で作るとなると割とヒーヒー言ってたりします。やはり餅は餅屋だよなぁ。
*1:正式名称はないそうですよ