天空の指環

日本中でウンザリするほどの金環日食の画像がネット上に投稿されている本日、皆様いかがお過ごしでしょうか?
「ケッ。締切り抱えたデザイナーには天体ショーなんて関係ないゼ」とは言わない《折角だから》の精神で生きるotoshimono家は、先日午前5時起きで日が変わって0時半戻りという静岡での義父法事&帰省強行軍を終えたばかりにも関わらず、ちゃんと朝起きて空を見上げておりましたヨ。アイテムはコンビニの宇宙兄弟のキャンペーン広告がついたピンホール付きのカード1枚という貧弱ぶりでしたが。
ボクたちの住むさいたま市中央区は晴れてましたので最初はピンホールを手のひらや紙に当てて、映った日食の像を見ていましたが、やがてイイ感じで雲がかかり、肉眼でも日食を観測することが出来ました。

ずいぶん欠けてきた時点。人間の力の及ばない荘厳で超然的な光景。

そしてついに月が太陽の中に入り、《天空の指環》の完成。ワーグナーっぽい(たぶん『ニーベルングの指輪』の勝手なイメージ)。
そして写真に写しても雰囲気が伝わりにくいので撮影はしなかったのですが、雲が切れて陽が当たっている時も影が薄いのが印象的でした。空は天気のあまり良くない夕刻前くらいのほの暗さなのですが、そういう場合は影の輪郭がハッキリしないものですが、今日はクッキリと薄い。
なんだか海辺のカフカのナカタさんを思い出してしまいました。