お仕事のご紹介、といっても本日は私のではなく。emixには実は膨大な量の編曲作品があります。その殆どがブラスアンサンブルのための作品なのですが、この度この中から４作品（組曲です）を出版する運びとなり、ついに販売が始まりました。出版を快諾してくださったフォスター・ミュージックの榊本社長に厚く御礼を申し上げます。
セルゲイ・プロコフィエフ作曲／下野恵美子編曲
［金管8重奏-アンサンブル楽譜］
バレエ音楽「ロメオとジュリエット」より（4楽章セット）
個別売り・モンタギュー家とキャピュレット家
・少女ジュリエット
・ローレンス僧
・ティボルトの死
著作物、という意味では我々としては初めての仕事です。今までもアートディレクションやそれに伴うアートワークなど、制作物の根幹に近い案件は数多く手がけさせて頂いておりますが、印税が発生するというタイプの仕事は初めてです。というかemixに先越されました（笑）。
「表現」という、人に自分の思いを伝えるというのは大変な作業です。しかもそれを買って頂くとなると尚更です。ボクは皆さんの表現のお手伝いをさせていただくデザイナーという仕事に従事していますが、コマーシャルベースで自分そのものの《思い》を具体的な形にしたコトって案外少ない、というか全くありません。コマーシャルベースの場合は必ずクライアントがいて、その方の思いを伝えるためにデザインしたり・イラスト描いたり・写真撮ったり・文章を書いたりしています。そろそろ自分の《思い》も具体的な形にしてコマーシャルベースに乗せる時期なのかもしれません。
そういう意味ではemixの作品が出版されたということは、とても小さい作品たちですが尊敬出来るし自慢に値します。手前味噌ですが才能溢れる彼女に巡り会えた事を誇りに思います。
