マトリョーシカ・オデット


いよいよ再来週となった東京オペラシティ ウィークデイ・ティータイム・コンサート15「ロシア・バレエ名曲選」ですが、ちょっと不思議なマトリョーシカが彩りを添えてます。


このホルンを持ったオデット姫のマトリョーシカ、丁度いいモノをロシアのネットショップサイトで見つけたので購入しまして・・・なワケないです。こんなに都合の良いものは流石に売っていません。かと言ってまるっきりCGで作っても面白みがないので、今回は少々細工しました。
用意したのは

白木のマトリョーシカ 大 入れ子人形5体入

白木のマトリョーシカ 大 入れ子人形5体入

この無地のマトリョーシカとこういう感じの手芸用フリルレース(これを使うとオディールになってしまいますが)
[rakuten:fablica:10002253:detail]
シルバーのテープパールビーズ
 
フリルとテープをマトリョーシカに巻き巻きし、テープとビーズで作ったカチューシャを貼付けて写真を撮ります。

 
そしてその比率に併せてAdobe Illustratorでオデットの絵を描きます。

 
この二つをAdobe Photoshopで合体調整して出来上がり、と相成ります。割と初歩的なテクニックのみで出来てしまいますが、実はこの最後の合成の工程が結構大事でして、エッジを写真と違和感がないように滲ませたり、白抜きで使える様に彩度の調整をしたり、マトリョーショカをシェイプしたり、他にも細かい切り抜きやシャドウやハイライトの付け直しをしています。

部品ごとには実在しているのですが、立体イラストレーションとしてはこの世には存在していないビジュアルです。似た手法は以前も使っています(→こちら)。
チマチマと作るのは楽しいです。