心に残る本


仲の良い編集さんが急逝されてお焼香を上げに伺ってきました。
友人のデザイナーたちが献花をしていて、
立て札が祭壇の両サイドを守ってました。
ボクは献花をすると二度と会えないんじゃないかと気後れしていたのですが
イザ焼香台の前に立って編集さんの笑顔の遺影を見ると
あ、本当にもう会えないのかもしれないと思って
献花しなかったことを大変後悔して、気持ちがいっぱいになりました。
また会えるかもなんて、とても子供じみた事を考えていた。
「んだば、月曜に会いましょね」って電話くれると思ってた。
だってまだ、彼と途中の仕事があるんです。
それはボクのコンピュータの仕事中のフォルダに納めてあって
装丁案を見てもらっている最中で彼の返事をずっと待っています。
この本は何としても出したいなぁ。
会葬御礼に図書カードが入っていました。
喪主の奥様の言葉で
「これで何か一冊、みなさまの心に残る本を求めていただいて、
 故人を偲んでいただけたらと思います。」
とあります。
ボクは、いま彼と作っている本が出版されたら、
自分でそれを買おうと思う。
 
彼と作った本を幾つか紹介しておきます。音楽の本が多かった。
本人も趣味でウクレレを弾くのが好きでした。

もっと知りたい世界の民族音楽

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インドネシア芸能への招待―音楽・舞踊・演劇の世界

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トスティ ある人生の歌 フランチェスコパーオロトスティの生涯と作品

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  • 作者: フランチェスコサンヴィターレ,長神悟,森田学
  • 出版社/メーカー: 東京堂出版
  • 発売日: 2012/09/10
  • メディア: 単行本
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