メキシコの美の巨星たち

メキシコの美の巨星たち

メキシコの美の巨星たち

自分が装丁した本を読むことってよくあるのですが、装丁するときにゲラ(原稿が本の体裁に文字組されたもの)を頂けない場合もあったりします。
この本は2年前に装丁したのですが、訳あって今さら読んでいます。
近現代メキシコの重層的かつ矛盾に満ちた歴史を鼓舞するかの如く現れた芸術家たちの、苦悩と没頭と創造の日々が俯瞰的にまとめられていて、とても興味深く読めました。
こうなるとカルロス・チャベスシルベストレ・レブエルタスなど音楽家についても言及があると、より明確になるのになぁ、と欲が出てしまいます。
ディエゴ・リベラフリーダ・カーロの絵画、マヌエル・アルバレス・ブラーボの写真、ルイス・バラガンの建築に少しでも興味のある方は是非。