与野七福神巡り

午前中は近所の正月名物である「与野七福神巡り」を犬社長の散歩がてらに実行。我が家の周辺は鎌倉期には存在していたという古い町家なので、そこそこ謂れのある社寺仏閣もあるのだが、七福神巡りはどうやら20世紀後半の後付けらしい。それぞれの社寺がひとつずつ(まぁ当たらずも遠からずな)神様を割り当てられていて、それを初詣して回るわけなのだが、始めて見るとこれはこれでユルくて楽しい。
ところで、七福神というのは何でもありの神キャラ祭りである。出雲系(恵比寿)、ヒンドゥー系(大黒天・弁才天・毘沙門天)、仏教系(布袋)、道教系(福禄寿・寿老人)、これを一括りにする原型は室町には存在し江戸期にはほぼ現在のメンバーになったようだ。つまり日本人の宗教観の節操の無さは今に始まったことではない訳で、ここにサンタクロースとミッキーマウスと美輪明宏先生を加えて十福神にしても何ら問題ないであろう。