チーム外囿


昨日の外囿祥一郎さんのリサイタルの解説で木幡一誠さんも書いておられたが、外囿さんの仕事を語るとき「チーム外囿」というキーワードが使われることが多い。
解説では「チーム外囿」を外囿さん自身と彼と共に歩む演奏家と作編曲家陣の事として語られてていたのだが、実はそれだけではない。もちろん謙遜して書かれなかったのだと思うが、木幡さん自身も「チーム外囿」の頼もしいメンバーの一人だ。
外囿祥一郎という人は、誰も踏み入れた事のない荒野に途方もない熱量を注ぎ込んでユーフォニアムの新しい世界を作り続ける開拓者である。否、開拓団のリーダーである(あるいは外囿祥一郎をメインドライバーで戦うF1チームのようでもある)。
彼の仕事にはその才能と熱量と愛嬌に惹かれた多くの職人が集う。演奏家や作編曲家は勿論、文筆家・録音技術者・編集者など、多くの熱のある才能が結集して彼の仕事を形にしていく。その一団を「チーム外囿」と呼ぶのだ。
そして開墾された街に次を担う若い音楽家やファンの方々が集い始めると、チーム外囿は新たな荒野をめざすのだ。
佼成出版社のCD「フェスタ」の収録で私が外囿さんと出会ったのが2003年、そこから現在にいたるまで外囿祥一郎名義だけでも多くのCDやリサイタルや楽譜などの制作に加えていただいた。ワーヘリ・外囿西久保DUO・ブラスヘキサゴン・チューババンドなどの活動も入れると途方もない数。外囿祥一郎率いるチーム外囿の仕事量の凄まじいことよ!
先日のリサイタルのロビーや打ち上げで多くのチーム外囿メンバーや外囿さんのファンの皆さんと再会しお声がけいただき、外囿さんは勿論のこと、他の才能溢れるチームの皆さんに助けていただきながら「チーム外囿」の末席に置かせていただけている事に有り難みを感じましたよ。これからもご贔屓に〜。