小寺香奈さんのリサイタル

先日は小寺香奈さんのリサイタルへ。出会った頃はまだ何者でもなかった彼女が、こうしてユーフォニアムという楽器におけるアカデミズムを押し上げていく人材へと成長している姿に長年一緒に仕事をしている身としては感動すら覚える(そして本人は自分を未だポンコツだと思ってるギャップが面白い)。
小寺香奈さんが演奏・委嘱する作品群は(師匠でもある)外囿祥一郎さんとは一見全然違うんだけど、その創作へのベクトルは同じものを感じる。とても良い意味で「この楽器に求められてないこと」に拘る。ユーフォニアムの特性から来る安住の地(音色・キャラ)を大事にしつつも、絶えずそれを疑う。

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