イン・ザ・ムード

 

 今週からしばらく、デザインを手がけたコンサートの公演が毎日のように次々と本番を迎えていくのだけど、仕事や撮影が重なりまくってどこにも顔を出せないので心苦しい。で、そのフラストレーションをどうしてくれようか〜どうしてくれようかしゃん!と取り乱した挙句にこのシリーズを聴きまくっている。「ムード音楽」というフォーマットが醸し出す異国への憧憬とエロティシズムに大人の世界を感じた子供の頃の背徳感とは別に、今聴くと細部まで行き届いた「ムード」を醸し出すスコアの工夫と演奏の丁寧さが素晴らしく、巨匠たちの仕事に脱帽するばかりです。