音楽の友ホールにて「佐伯茂樹さんを送る会」、出席者並びに関係各者の皆様のお力添えをいただき恙無く終えることが出来ました。実行委員会の一員として厚く御礼申し上げます。
会では出席者の皆様に佐伯さんとの思い出を語っていただきましたが、かなり熱いトークが多く、時には爆笑の渦になったことは、佐伯さんご本人もニンマリかと思います。
また特に、ご献奏をいただいた、横田揺子様・満江菜穂子様（バセットクラリネット二重奏：モーツァルト「ゲルシュタット・デュオ」より）、吉井瑞穂様（オーボエ独奏：テレマン「ファンタジーより」）、宮下宣子様 ・加藤舞衣様・廣田純一様・菅原薫様（ヒストリカル・トロンボーン四重奏：ベートーヴェン「3つのエクワーレ」）は、佐伯さんも大変喜んでおられると思います。
特にヒストリカル・トロンボーン四重奏でのエクワーレは、廣田さんに（私にも言っていたのですが）冗談まじりで「僕が死んだら演奏してね」と遺言を残していた曲であり、見事ベートーヴェンの葬儀と同じシチュエーションになった訳ですから佐伯さんにとっても、この上ない本懐でしょう（ってもちぃと早過ぎやしませんか？）。
「送る会」と言いながら先日は佐伯さんの59回目のお誕生日でもあった訳で、和やかなムードで追われたことを嬉しく思っておりますし、ご同席された佐伯さんのご両親も大変ご満足の様でした。
さてさて、８月１日に佐伯さんがベートーヴェン本人への取材に出てしまってから、お部屋の片付け、遺品整理、各所連絡や共に送る会の準備・実行という、佐伯さんと（実行委員会の皆様と）過ごしたなっがーい４ヶ月が終わろうとしています。佐伯さん、この借りはデカイよ！ テヘヘって舌を出すと思うけど覚悟しててね笑。
昨日配布したパンフレットを制作しながら佐伯さんとの色んな日々を思い出し、次は、彼と夜な夜な語り合った「これから二人でやっていこうと思っていたこと」を実現させるにはどうしたら良かろうかと思案を巡らせています。まだまだ続く佐伯さんとの航海。乗組員募集中。
写真の最後にチラ見せで昨日のパンフレットの最後の２見開きを公開します。ここにも書ききれない膨大な仕事をされていました。大変な熱量を音楽の発展に捧げた人生だったのだと思います。
