危ないゾーン

自分自身の視野が狭まり初心を忘れていることに若い友人の指摘で気付く。自らの経験値と知見の積み重ねが、失敗の回避を優先する思考回路を作り上げ、思考の柔軟性の足枷になっていると気付く。とても危ないゾーンに足を突っ込みかけていた。

とはいえ、この仕事を始めた頃のフィジカルの強度はもう取り戻せない。デビュー時に豪速球で捩じ伏せていたピッチャーが多彩な変化球と配球を駆使して打者をノラリクラリと手玉に取っていくベテランに変化するように自分も変わらねば。そんな話をいま主治医の漢方医さんとしていたところ。