10月はお誕生月なので、いろんなところからお得なDMが届きます。でもどうせデータ管理されて機械的に送ってるだけだから「おめでとうございます」とか書かれててもあんまりうれしくないなぁ。でも、よく芸能人とかが「○○さん今日お誕生日なんですよね!」とかいっていきなりケーキがでてきて「おめでとー」って祝われてるアレ。そんなサプライズにちょっと憧れている今日この頃。
・・・そんなことより、この土日は練習漬けでした。演奏会近いからね。気合い入ってます。
土曜日は我らが師匠、佛坂咲千生氏によるレッスン。
レッスンを受けるのは学生の頃以来ですから実に12年ぶりくらい。そのときはグループレッスンで、ひたすら基礎練習2時間という過酷なものでした。美しい音を奏でる道は険しいのです。
今回は演奏会直前ですから練習に「行き詰まった」我々の演奏を聴いていろいろレクチャーしていただきました。まずは「てふてふ」。コンピューター浄書により出版譜さながらの、私の編曲した譜面*1。ギタリスト安部一城さんの作曲したラテンポップなナンバーを、N響トランペット奏者の氏がクラシカルな視点からアプローチした曲作りは、私達には非常に分かりやすく、最後に通した時にはみちがえるほど楽しい曲に仕上がりました。
そして残りの時間でアブデレイザー組曲とカンツォン15番を。バロック、ルネサンス期の音楽は、譜面自体は難しくないのに心地よく演奏するのはムチャクチャ難しい。今まで何曲も演奏会でやっていますが「良かった」ためしがない。
そんな難曲をすこしでも心地よく聴いてもらえるためのコツをいろいろ教わりました。学生の頃だったら絶対分からなかったニュアンスが、大人になった今、とてもよく解る。「音楽する」ってことの一番大切なところ、「対話」するってコト。演奏する人同士の対話、そして演奏者と聴いてくれるお客さんとの対話。演奏する人だって聴いていないといけない。そして、聴いている人がいると思いながら演奏しなくてはならない。そんなオトナの演奏、目指したいです。
さいたまファンファーレクラブ第11回演奏会
10月15日(日)14:00開演/彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
- カンツォン15番(ジョバンニ・ガブリエリ)
- オンブラマイフ(ジョージ・ヘンデル)
- グロリア(ジョージ・ヘンデル)
- バディネリ(ヨハン・セバスチャン・バッハ)
- アブデレイザーよりの組曲(ヘンリー・パーセル)
- 葉隠(中川英二郎)
- 町の夜〜世界って広いわ(久石譲)
- てふてふ(安部一城)
ほか
日曜日は、前日に集中力を使いすぎたせいか、ちょっと浮遊気味・・・あと2週間だぞぅ。
*1:いや、お許しいただければ出版も視野に入れて作りました