再演


今週日曜日に迫ったさいたまファンファーレクラブ第17回演奏会には実は再演曲が2つ含まれています。そしてこれはどちらも当団オリジナルの譜面です。
そのひとつはJ.S.バッハの管弦楽組曲第二番から「バディネリ」です。金管アンサンブルでこの曲を編曲して演奏する場合、多くはソロの超絶技巧を楽しんで頂くためのモノであり、それについては本アレンジも同じです。今回もテューバという最も低音を司る楽器がソロを取り、皆様を驚嘆の世界に誘います。ところが伴奏をする編成がちょっと変わっています。最も高音を司る楽器、5本のトランペットのみで伴奏したします。トップはピッコロトランペットなのテューバと比べると成層圏と深海くらいの差です。これが結構面白い響きがします。なんというか、タダでさえの超絶技巧がさらにアクロバティックになります。なおかつ案外音楽的なのです。
もうひとつはJ'zCrazeのナンバーで安部一城さんによる気持ちのいいナンバー「moonfish」です。ゆらゆらと海に上から差す月の光に照らされて気持ち良さそうに泳ぐmoonfish(本当はマンボウのことなのですが、最初はクラゲをイメージされていたそうです)をイメージして書かれたこの曲をemixがこれまた心地よくアレンジしました。アンコールや様々な場所では演奏してきている我々にはお馴染みの曲ですが、久々に本プログラムとして演奏します。その理由は・・・それは会場に来て頂いてからのお楽しみということで。


さいたまファンファーレクラブ第17回演奏会
日時|2012年10月21日(SUN)13時開場 14時開演
場所|彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
入場|無料
曲目|J.S.バッハ:バディネリ(tuba solo)
   安部一城:ムーンフィッシュ ほか