ダブルミー二ング

今週は日曜日に開かれるさいたまファンファーレクラブ第17回演奏会のプレガイドっぽいエントリが続いてますが、メンバーより「もっと宣伝しろ」というオタッシがあったのでお許しを。
さてさて、今回の演奏会のオープニングはウィリアム・バードというイギリス人のおっちゃんが随分前(400年くらい前)に書いた「オックスフォード伯爵のマーチ」という、ブラスアンサンブルを志す者には超有名な輝かしい音楽をお届けします。なんと我々、創設より18年も経っていながら今年までこの曲を何故か演奏せずに来たのです。「ピアノとフォルテのソナタ」で有名なジョヴァンニ・ガブリエリなどは21重奏という随分マニアックな編成まで演奏しているにも関わらず、です。
管弦楽技法を執筆されたゴードン・ジェイコブ先生が「ウィリアム・バード組曲(オーケストラ版と吹奏楽版がある)」という作品を発表された折に収録され有名になったこのマーチは、後にフィリップ・ジョーンズ・ブラスアンサンブルに所属していたエルガー・ハワースによってさらに進化を遂げてブラスアンサンブルの能力を存分に引き出す楽曲となりました。そんな曲を一度も取り上げてないとは、親の顔に泥を塗るもいいところです。そして実はそれ以外にもこの曲を演奏するのには理由があるのですが、それは・・・会場に来てのお楽しみです。


さいたまファンファーレクラブ第17回演奏会
日時|2012年10月21日(SUN)13時開場 14時開演
場所|彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
入場|無料
曲目|W.バード:オックスフォード伯爵のマーチ
   C.サンサーンス:動物の謝肉祭 ほか