絶対音感

otoshimono2007-08-21

家に帰ったらエレキギターが引っぱり出してある。調弦もされている。emixのやつ、とうとうバンドでも始める気になったかと思ったら、楽譜浄書の仕事でギター譜を書いているらしい。タブ譜の書き方が不慣れなので、実物を鳴らしながら確認しているというわけ。彼女は絶対音感保持者なので、見て覚えるより聴いて覚えるタイプなのだ。
彼女によれば、絶対音感ってやつは外国語を理解できるのと同じようなものだという。子どもの頃「♪ドレミファソ・ラファミ・レ・ド〜」で有名な某教室で遊んでるうちに覚えたそうだ。慣れ親しんで覚えちゃったものだから、小学校高学年の頃まで「みんながそうではない」ことに気付かなかったらしい。だから彼女が楽譜浄書やアレンジの仕事が出来るのは、帰国子女が通訳の仕事をしているようなもの、というのが彼女の言い分。そんなものかしら。
こんなエピソードがある。彼女が卒業制作で作曲をしていた頃のハナシ。彼女はリビングの机でガリガリと曲を書き、ボクは同じ部屋で何かのオーケストラの演奏をステレオで聴いていた。しばらくするとemixがウ〜ウ〜唸り始めた。オナカでも痛いのかと思ってたらブチッとCDを止められ一言。
「せめて同じ調の曲をかけてくれないか」