思いがけぬ再会にメン食らう

otoshimono2007-08-28

コンビニで食事を買うときには合計して600kcalを超さないように注意している。コンビニではほとんどの食べ物にカロリー表示がされているので案外便利だ。で、つらつらと棚を眺めているとぶっかけうどんに遭遇した。
「うどんもいいな」と思って何気なく手に取ると見慣れたカンバンの写真が目に飛び込んで来た。
〈うどん さか枝〉
「へ? さか枝? 何で?」
さか枝〉ってのはボクの馴染みのうどん屋だ。出身高校の裏にあって、当時は週2回通っていた。美味いし安い。高松っ子はそういう店じゃないと行かない。確かに行列が絶えない店だったが、そんなのセルフのうどん屋だから当たり前だし、大体さか枝は市の中心地とはいえ、目立たない住宅街の中にあってチェーン店でも何でもない。
狐につままれた面持ちでそれとサラダを持ってレジに並び、コンビニを出た。で、会社で食べてみた。
感想。よくわからん。よく考えたら、さか枝でぶっかけを喰ったことがない。
讃岐の人以外はあまり知らないと思うけど、「ぶっかけうどん」ってのは最近出来たメニューだ。まるで古くからの伝統食のように語られるけど、にわかマニアの勘違いです。確かに讃岐うどんを全国区に押し上げてしまった立役者かもしれんが、少なくともボクが高校を卒業する時点ではなかった。当時うどんは「かけ」「ざる」「かまあげ」のどれかだったし、高校生のボクはさか枝では打ちたてのかけうどんしか喰わなかったので(安いしいっぱい喰えるから)、ダシの感想も言えないし冷えた麺についてもわからない。値段も倍するしね(たいていのうどんは200円ちょい出せばたらふく喰えます)。おおかたローソンの若い企画担当の中にウチの高校出身者でもいたんだろう。
でもパッケージの横には相変わらずのフッツーな店構えの写真が乗ってて久しぶりの再会にちょっとジンとはした。
馴染みの店の味が商品化。そんな経験ありますか?