ご教訓

otoshimono2008-01-22

父から突然メールが来た。まぁメールはじわじわ来たりしないので当たり前だが。
タイトルに「失敗体験談」とある。一見すると「なりすましメール」で来た怪しいドラッグ販売だか出会い系の勧誘の常套タイトルだが、内容を見る限りどうやら本人らしい。
それはそうと何の用件だろう。そう思ってつらつらと読み始めると、そこには意外な話題が書かれていた。(一部改変)

お父さんです。人生の先輩として失敗談を一言。
私やお母さんの歯は黄色い方なので、otoshimoやken-chan(弟)も同じだろうと思う。若い頃、人から黄色い歯は強く虫歯になりにくい*1と云われた事があり、歯の掃除もそこそこにして硬いものなどをよく噛んで砕いていた(梅の種やそれに近いもの)。
悲劇の1回目は40歳の頃、突然奥歯に痛みが走り割れた。即病院で抜歯。その時の痛みを思い出すと今でもぞっとする。
悲劇の2回目は定年後の頃。お母さんとラーメン屋で食べていた時、熱い汁が奥歯に沁みて痛くなり、氷を口に含んで冷やしながら食べた思い出がある。治療に行きこの歯も抜歯。
3回目は昨年の春に突然奥歯の一部が欠けた。これは抜歯をせずに、金属を被せるだけで済んだ。

なんと、そんな事があったのか。2回目と3回目は最近だけど、1回目は覚えてないぞ。
そうだ、「黄色い歯は強く虫歯になりにくい」とは父親に教えられたのだ。母親が丈夫に産んでくれたおかげ様で、歯医者に歯の治療で行った記憶があまりない*2
で、文章は続く。

「教訓」
1.硬いものをやたらと無理やり噛んだりしないこと。
2.虫歯になりにくくても、歯茎は弱い。歯と歯茎のケアーを「歯槽膿漏が怖い」。
3.食事の後に歯ブラシを使わない場合は、少量の水を口に含みゆすいで歯間のカスをとろう。ただし、人前では止めよう。
まだ、全部の歯が無事ならば参考にしてね。私の現在の歯は26本です。うち4本は金属を被せてあります。

ウンウンと頷きながらもチョット笑ってしまった。そういえば昔から父は何か教訓を言うときは3点ばかり上げるのが常である。そして始めは堅めの口調なのだが、3点めあたりはちょっとくだけてるのもいつも通りだ。妙なところで懐かしい気分になった。
父は、何故突然このようなご教訓メールを出すに思い至ったのか不明である。しかし意表をつかれただけに考えさせられた。
確かに。歯は一生ものだから大事にせねば。ボクは液体GUMを愛用しており、あれでゆすぐととても気持ちよい。しかし、それ以外は特別なことはしてない。磨きはちょっと甘めかもしれない。昔ゴシゴシ擦りすぎて、しょっちゅう口の中が血だらけになってた。磨き方がヘタクソなのかも。もうちょっと真剣に考えるとするか。
みなさんは普段、口腔のケアについてどのような所に気を使われてますか?

*1:これは事実です。これは歯のエナメル質の透明度が高く、内側の象牙質の黄色が透けて見えることを意味しています。エナメル質の透明度が高い程石灰化の程度も高く、丈夫な歯であるということです。

*2:顎関節症の治療で行った。