希望

来年の第2回アートフル希望まつりの実行委員会で大宮区役所へ。今年は第1回だから「とにかくやってみる」ことが第一目標だったので、不具合もビギナーズ・ラックで何とかしていた節があるけど、2回目からはそうはいかない。
事務局は本当に一所懸命頑張っている。本気でこのまつりを通して街を活性化させるべく奔走している。しかも草の根、つまり市民ベースのアプローチを主眼としている。これは一見とても困難だ。商業ベースで大資本を動かせば楽だし動くのはみんなプロである。イベントだってノベリティだってプレス周りだってそれなりのものが出来る。でもこれでは結局「何かを売るため」のキャンペーンであって、まつりのムーブメントを通して街を活性化させることはできない、と事務局は考えているのだろう。
なにしろアマチュアによる運営だから、とてつもなく面倒で、とてつもなく地道で、とてつもなく手作り。回り道も多いし、安っぽくもなるし、不手際だって多くなる。でも「ここから得られるものの大きさ」を彼らは一番大事だと思っている。それがこのまつりのタイトルにもなっている。アートフル、希望(ゆめ)。
愛すべきアマチュアリズムである。
そうは言っても何から何までアマチュアではマズい。こういった街おこしのイベントは常に商業と隣り合わせだからだ。ボクの当面のここでの課題はイベントの情報・出版・広報のセクションを、ゆくゆくはプロフェッショナルの力を借りなくても運営出来るスキルとノウハウとワークフローを組み立ててあげることだ。
いつもはB to B*1で仕事をしてるボクであるが、こういったボランティア活動も悪くない。ボクも「ここから得られるものの大きさ」を見てみたいからだ。

*1:Business to Business。取引をするのは企業などのプロフェッショナル同士であること。