パイパーズの書籍から

お仕事をさせていただいた本の中でも、趣味の領域と完全にカブるものが時々(か?)あります。今回は、ついつい見本を熟読してしまったパイパーズの書籍から2点ご紹介。

コルネットの巨人 ハーバートクラーク自伝

コルネットの巨人 ハーバートクラーク自伝

  • 作者: ハーバートクラーク,小関馨子
  • 出版社/メーカー: パイパーズ
  • 発売日: 2010/04/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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クラーク、伝説のコルネット奏者です。え? ご存じない。 でも金管楽器奏者ならアマチュアだって「♪ドレミドレミファレミファソミ〜」というメソッドを知らない人はいないでしょう。そのメソッドの創始者であるハーバート・クラークのワクワクするような自伝です。コルネットが好きで好きでしょうがなかった少年が夢を努力で実現していく物語〜コルネットを吹きたくても吹かせてもらえなかった幼少の頃から当時世界一と歌われたギルモアバンド1番コルネットの座を勝ち取るまでの話が、ときに感動的に、ときに面白おかしく書かれています。アメリカの音楽黎明期の雰囲気も伝わってきて実によろしい。自伝ならではの誇張もありますが、映画化したらフォレスト・ガンプみたいな画(え)になるだろうなぁ。観たいなぁ。
 
そしてもう1冊
金管奏法のカリスマ アーノルドジェイコブスはかく語りき

金管奏法のカリスマ アーノルドジェイコブスはかく語りき

はい、すべての金管楽器奏者の師匠、アーノルド・ジェイコブズのの本です。「そもそも楽器を演奏するというのは何を実現させることなのか」という大前提から叩き直してくれる素晴らしい内容。もちろん実践についても書かれています。金管奏者必須。