復元

仕事で自分がかつて装丁したデザインを復元する作業をしていると、当時技量的な制約で出来ていなかった事や無意識に出来ていた事など、色んな発見が出来て興味深い。過去の自分の未熟な部分に(まだ世の中に出回っている本なので)恥ずかしく思ったり、逆に今の自分が忘れてしまっていたりする部分に襟を正される思いだったり、自分と向き合う作業というのも面白いものである。元来過去を振り返ったり反省したりする柄ではないのだが、時には大事なのだなと感じた次第。