- 作者: 榎本秋,諸星崇,榎本事務所
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2012/12/21
- メディア: 単行本
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ライトノベルなのだから勿論メインコンテンツはテクストであるが、このジャンルにおける挿画の影響力は絶大である。場合によっては挿画が本体を喰ってしまうほどだ。とはいえ、貧弱なテクストではいくら素晴らしい絵師さんに挿画を描いて頂いてもコンテンツとしては成立しないだろう。この本には創作のコツは勿論、小説を書くにあたってのそもそもの日本語の使い方から導入されている。本書にもあるように残念ながら今の義務教育でキチンとした文章を書く訓練をしてはもらえない。せいぜい読書感想文の添削程度だし、特に小学校教師の誰もが語学のエキスパートとしてのスキルを身につけている訳ではない。習うより慣れろというが、本気でテクストで勝負をしたいのであれば惰性で狎れるのではなく、一度キチンと学び直した方が良い。マズはこの一冊だけ読んでみるのも悪くないと思うゾ。