つじつま(その1)

世の中の色んなコトって、みんなホンノリ辻褄(つじつま)が合ってなくて、そこを人と人の信頼関係でフンワリと繋いで成り立っています。
けれど最近は「全てが理論整然・清廉潔白・機会平等なければ、皆が幸せな世界と時代が来ようはずはあろうか、いや、ナイッ!」と、矛盾点にクレームを付けて、得している思われる人や団体をいち早く引きずり下ろしたモノ勝ちみたいになってます。明らかに不信感が世の中を動かしている。
何かを実現させるために、ホンノリ辻褄が合ってない部分を白黒ハッキリさせてガシンガシンと繋ぐことに躍起になっていると、ズレがどんどん大きくなって、最終的に誰も望まない全く真逆の結論に達してしまうことも多いです。
見た目の矛盾や不平等さにメクジラを立ててばかりいると本質を見失うことが往々にしてあるわけです。所謂「どうしてこうなった」ってヤツです。