ドンファン!

ドンファン!Super Session
2013.04.14 at STB139スイートベイジル
出演/ヒダノ修一(太鼓)/梅津和時(Sax)/佐山雅弘(Piano)/鳴瀬喜博(Bass/from CASIOPEA)/仙波清彦(Drums&Perc.)
ゲスト/Marty Friedman(Guitar)

ヒダノさんとは教育芸術社の中学生の音楽の教科書(現行版)のアートディレクションを担当していた頃に和太鼓指導と撮影でご一緒させていただいた事がきっかけでお知り合いになりました。撮影の折もそれは見事な太鼓さばきを披露して下さり、感激と圧巻の連続でした。
そのヒダノさんに「今回のライヴは素晴らしいので是非」とお誘い頂き、仕事の都合で一旦は諦めかけたのですが、昨日が入籍記念日にも関わらずここの所ずっと仕事詰めで家庭内不和が生じかねない事態になりはじめたため、急遽方針を転換してお伺いすることにしました。いやぁ、本当に来て良かった!
こういう言い方は本来失礼なのかもしれませんが、ヒダノさんも許して頂けると思うので、敢えて書かせていただきます。ヒダノさんもゲストのマーティさんも、それはそれは素晴らしい超一級の音楽家です。圧倒的なテクニックだけでなく、そこに折り込まれる音楽も美しく素晴らしく、圧倒されます。間違いなく感動しちゃう。
しかし、梅津さん、佐山さん、鳴瀬さん、仙波さんの4人というのは、何と言うか、仙人の様に自由自在です。ヒダノさんやマーティさんがジャッキー・チェン扮するカンフーアクションの主役だとすると、ふざけて踊っている様に見えるのにホイホイと敵を倒していくお師匠様みたいな感じ。まさに仙術なんですよ。
だから二人のカンフー・スターと4人のお師匠様が繰り出す無数の音楽の拳は、蛇拳、笑拳、酔拳、蟷螂拳よろしく瞬時に入れ替わり、融合し、炸裂する。ライヴ会場は天下一武道会みたいな盛り上がりです。
こっちは夢心地でウットリ殴られ続けてるという不思議な気分になります。
早くも伝説として語り継がれる予兆すらあるこのライヴ、今後、放映と映像ディスク化が予定されているらしいですよ。是非チェックしてみてくださいね。