高貴なるヒデノリを讃えて


気軽にクラシックVol.14 斎藤秀範《高貴なるトランペットを讃えて》公演日でした。本日はデザイナーでなく、フルタイムでカメラマンのお仕事。まぁ、デザイナーは当日何にもすることがないから仕事を頂けるだけ有り難いということですが。リハーサルからお開きまでガッツリと撮らせて頂きました。
それとは別に本日はemixアレンジの「ロンドンデリーの歌」の初演でもありました。共演のさいたま市立常盤小学校はemixが金管バンドの先生として指導をしている学校でもあり、そういう縁もあってアレンジのオファーを頂けました。公演時には斎藤さんに名前も出して紹介していただき、有り難いことです。
さて、今回は斎藤さんの音の魅力と、楽器によって繰り出すテクニックの引き出しの多さ(なんせ通常のモダントランペットだけでなく、ナチュラル、ピッコロ、コルネット、フリューゲルを同一ステージ内で吹きこなすのです)には舌を巻きました。そしてタフなこと。
オリパパ・ミュージックフレンズ関係公演でご一緒することがこれまでも多かったのですが、一公演まるまる斎藤さん、ということはなかったので、そのクオリティの高さに改めて感動しました。勿論お客さんは拍手喝采。
そしてオリパパ門下ならではの、すべて暗譜!!!
暗譜によって、演奏家が音楽を吸収している分、表現が隅々にまで行き渡ることは勿論、演奏者とお客さんとの距離もグッと縮まります。ちゃんと対話になるんです。特にゲストの小学生の金管バンドとの共演は、斎藤さんの抜群の対話力と包容力が発揮されたステージでした。
斎藤さんはタダでさえイケメン・トランぺッターなのですが、今回もさらに多くの新たなファンを獲得したようで、終演後も沢山のお客さんや共演者に囲まれていました。まさに高貴なるヒデノリを讃えて、な一日でした。