鈴本にて


先週、イラストレーターの盛本パンジャさんのご紹介で寄席(上野・鈴本演芸場)に行って参りしました。盛本さんは落語業界にとても明るく、ご自身も噺家さんとの交流もされていて高座の仕込みからグッズ制作までされています。以前から何度か寄席のご案内を頂いているのですが、今回は英語落語の本の制作を春先にご一緒させていただいたこともあって、是非行ってみたいなぁと思っていたのです。
夜の部は17時台から開演していたのですが、ボクの仕事が押しちゃったのもあって、中入前の桃月庵白酒さんによる「安兵衛狐」から観る事が出来ました(マクラから落ちまでグイグイ惹き込まれました。ファンになりそう!)。柳家小菊さんの粋曲に気分が優雅になり、林家正楽さんの紙切り芸に感動し(テレビでしか観たことなかった! ハサミだけでなくカラダも一緒に動かします、のクダリを聞いて涙が出そうになった)、柳家さん喬さんの「船徳」は質も高く楽しめたのは勿論、ボクは初めて聞く落ちのバージョンで得した気分でした。
それにしても、寄席という所はノンビリしていてなんとリラックス出来るのでしょうか! 楽しみの選択肢がまた増えました。それにしても雅楽に始まり、能楽、寄席と、最近鑑賞する公演が本当に和物付いてます。
さて今回、盛本さんにメールでチラシの画像を頂いたのですが「このチラシをご持参いただきますと〜割引料金にてご覧いただけます」とあるので、チケット販売所でこの画像をiPadで見せたら割引して頂けました。ある意味寄席のIT革命。