おかわり団だん、だんだん。

おかわり団をご存知だろうか。名前はふざけているが、レッキとしたクラシックの演奏団体だ。編成が多少変わっていてヴァイオリン・サックス・トランペット・テューバ・ピアノ・パーカッションという6重奏だ。さらに座付きの作編曲家を入れてメンバーは7人だ。かなりクラシックらしからぬ感じ。しかし実力は東京藝大時代の同期生で結成したとあって折り紙付きで、この編成で村の陽気なバンドの様なサウンドも出せばオーケストラの様な大きく美しいサウンドも作り出せる。しかも彼ら、活動の拠点が埼玉なのだ。出身だったり住まいだったりメンバー全員何かしら埼玉に縁があるらしい。
そんな彼らが初めて東京でライヴをやるという。メンバーのトランペット奏者で、オリパパ・ミュージック・フレンズでもお付き合いのある斎藤秀範さんのお誘いもあり、emixと伺った次第だ。
全員TOKYOゲーダイ出身なのに東京初進出という不思議な彼らのライヴが行われたのは、恵比寿にあるクラシック系ライヴハウス「アート・カフェ・フレンズ」。食事が出来てクラシックが聴けるお店ってあまりないと思うので要チェック。
曲はルグラン、チャップリン、ピアソラ、ニノロータなどをしっとり聴かせるだけでなく、東京進出記念で「東京ブギウギ」をゴキゲンに演奏。サックスのムードメーカー、松井宏幸さんのMCで楽しく過ごせた。そして最後はたった6人でガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」。たっぷり楽しめる内容だった。
最後は初演にして大人気だった東京ブギウギをお客のかけ声も交えて演奏。大いに盛り上がり、彼らの初オノボリは終了した。
オリパパ・ミュージックの事務方のワタシラとしては、この地元埼玉の新鮮素材をさらに活かせる場はないかしらんと考えながら堪能した夜なのだった〜。
 
追記:ここで彼らの演奏が3曲ほど聴けます。