玉子丼


先日ランチを食べにいった京雀で、どうしても気になるメニューがあった。その品は他のランチの半額程しかない。このお店に全く似合わないワンコイン。のに、来る人来る人それを注文している。どういうことだ。隣で注文した方が品が運ばれてきてこう言った「そう、このフワフワがたまんないんだよね〜」
その名も「玉子丼」。
近藤勇も愛した「たまごふわふわ」に似ており、さらに京懐石のノウハウが込められた逸品。だから今日はそれを頼んだ。
写真を見て頂きたい。本当にフワフワでござる。食べるとトロトロでござる。お腹に優しいので気がつくと食べ終わってるでござる。これは実にけしからん。美味い。ずっと食べていたい・・・
もうどこぞのファーストフードで同じワンコイン出して丼モノを頬張るのが本当に勿体無い。これだけ食べていたい。
そうか、ワンコインは店主の意地と心意気なのだ。何処にも負けない圧倒的な美味しさをサラリとこの一品に閉じ込めてしまったのだ。どうだ勝てるまいという自信の表れだ。ワンコインで贅沢になれるとはこういうことなのだ。天晴だ。
ボクは暫くこの玉子丼の虜である。