ランチ・ジェラシー

版元で打ち合わせ後に仕事仲間とランチを食べに行った。勤め人時代には彼と一緒に昼食によく出掛けたものだが、二人共フリーランスになった今では、こういう機会でもないと一緒に食事をすることはない。
都心のビジネス街というのは居酒屋が駅前やオフィスビルの一階か地階に出店していて、ランチ営業をしている所が多い。夜も来て欲しいという目論みもあるからかボリューミーかつオヤジ向け味付けなので、一人でいるときは避けるのだが、居酒屋は雑談をするには丁度良いレイアウトだ。そういう訳で今回も居酒屋ランチをチョイスした。
ところが勤め人を辞めて数年マチナカにいないと「美味そうなランチを出す店レーダー」が完全に鈍っている。前ならアテズッポウで入ってもそこそこ食える店に出会える自信があったのだが、今はダメだ。今日も完全にアウトだった。仲間なんて海鮮丼残しちゃってるし(しかも男性だよ)。
サラリーマン辞めて打ち合わせでもないと一日中自宅のスタジオで仕事してるんだから、この手の勘の鈍りは仕方ない気もするが、少しだけジェラシーでもある。