受け止める

《後悔先に立たず》って、そのときに一瞬「面倒だな」って思うことを端折らないでちゃんと考えて行動しとかないと大変になるよって、ことだよね。
現状の国政って当たり前の話だけど昨年の衆議院選挙の結果だよね。小学校と中学校で繰り返して日本の政治の仕組みや選挙権のクダリは勉強するし、歴史や科学や語学の勉強をするのは「後悔先に立たずなんだよ」って先人の trial and error を引き継ぐためだよね。
今の僕らが当たり前だと思ってることって、先人がそれこそ命懸けで勝ち取ってきたことばかり。お湯かけて3分で食事が出来たり、掌に載る板キレで色んなコミュニケーションが出来たり、かかったら当然死んじゃうと思われてた病気が治ったり、1日もかければ世界中の大体の場所には行けちゃったり。ホンの百年前の人にとっては魔法にしか見えない技術さえ当然だと思っている。なのに、それがチョッと遅くなっただけでイライラしたりしてね。
選挙権もそう。王族でも貴族でも軍人でも役人でもない市井のひとりひとりが、暴力なしで自分の属する国の有り様に意思表明が出来る(選挙で投票出来るし、代議士として立候補も出来る)ようになるために、先人がそれこそ何千年もかかって作った仕組みと権利。なのに、そのとき「なんか面倒だし」「よく分かんない」「誰に入れても一緒」とか言って放棄しておいて、後になって「どうしてくれるんだ」「何を信じていいのか分からない」「反対だ」って騒いでたら、ホント、先人が泣くよね。
前の選挙で投票権を持っていたか持っていなかったかくらいの子たちがSEALDsに参加して政治に訴えかける姿は当然だと思っています。
ちなみに昨年12月の第47回衆院選挙の投票率は52.66%で過去最低だそうです。これは選挙に行かなかった人を責めるのではなく、僕たち有権者の今の姿だと引き受けなければなりません。