エトワル・チェンバー・アンサンブル


好きすぎてCDでヘヴィロテするでは飽き足らず、自分では演奏出来るわけでもないのにスコアもパート譜も買ってしまうほど愛してやまない《管楽セレナーデ(ドヴォルザーク)》をファゴット奏者の垣内紀子さんたちが演奏されるというのでエトワル・チェンバー・アンサンブルの第1回公演に行って参りましたよ。すんごく良かった。モーツァルトとドヴォルザークを濃厚に楽しめたし、録音ではわからない立体感も味わえたし。
ハルモニー・ムジークやその拡大編成の室内管楽合奏の系譜は、メフテルなどの軍楽と共に現代吹奏楽の体幹を成す重要な楽曲群ですが、そういう認識で演奏される機会もないでしょうし、その存在すら知らない吹奏楽愛好家の方もまだまだおられるのではないかと思います。
巨大な編成で派手に鳴る楽曲も吹奏楽の魅力の一つだと思いますが、奏者間の個性と息遣いと音楽のやり取りが楽しめる室内管楽合奏ももっと注目されて良いのでは、と思います。
以下、備忘録として

エトワル・チェンバー・アンサンブル 1st コンサート
2016年01月15日[金]ルーテル市ヶ谷センターホール
 
オーボエ:堀口憲一 小山祐生
クラリネット:勝山大輔 太田友香
ファゴット:垣内紀子 東実奈 磯さやか
ホルン:木川博史 松嶋千絵 所村映李
チェロ:芝村崇
コントラバス:小金丸章斗
W.A.モーツァルト/J.N.ヴェント編
フィガロの結婚(木管八重奏版)より
W.A.モーツァルト
セレナーデ 変ホ長調 KV.375
A.ドヴォルザーク
管楽セレナーデ ニ短調 Op.44